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【JAF】高速道路での居眠り運転を防止するための対策とは?

  • 2018.3.903:58

Q高速道路での居眠り運転を防止するための対策とは?

POINT

  • 路肩の白線の凹凸や白線外側の溝で、車線のはみ出しを知らせる。
  • 薄層舗装はリズミカルな振動で運転に変化を与え、居眠りを防ぐ。
  • カフェイン摂取後に20分程度仮眠すると、相乗効果が期待できる。

Answer

高速道路の居眠り運転を防止するための対策とは?
高速道路の居眠り運転を防止するための対策とは?高速道路には、居眠り運転やわき見運転による事故を防ぐためのさまざまな工夫が施されています。そのひとつが、音や振動でドライバーに危険を知らせる設備です。
たとえば、路肩の白線には、厚みの違う塗装を交互に配置し、一定間隔で凹凸が付けられています。さらに、白線の外側のアスファルト舗装には、進行方向に対して垂直に掘られた溝(ランブルストリップス)が連なっている場所があります。これらはクルマが車線をはみ出したとき、「ブーン」という音と振動でドライバーに警告します。「リブ付き高輝度レーンマーク」のリブ(突起)も同様に音や振動を発する機能をもっています。高輝度レーンマークとは、照明やヘッドライトに反射する成分を含んだ塗料を使い、夜間や雨の日の見やすさを高めた車線です。
長い下り坂や急カーブでは、道路を横切るように数本の薄い舗装(薄層舗装)を施してある場合があります。舗装の厚みは約5㎜で、車両が通過すると音と振動をリズミカルに車内へ伝えます。速度超過の注意喚起や滑り止めが主な目的ですが、単調になりがちな運転に変化を与え、居眠り運転を防ぐ役割も担っています。
また、居眠り運転の注意を呼びかける標識や懸垂幕の設置、休憩施設でのチラシ配布やポスターの掲示、動画映像による啓発なども高速道路ならではの対策と言えます…