HONDA:GTプロジェクトリーダー松本雅彦現場レポート
今年も、最終戦の舞台はHondaのホームグラウンドであるツインリンクもてぎとなります。我々のもう一つのホームグラウンドである鈴鹿サーキットとは対照的に、もてぎは基本的にストップ&ゴーのコースレイアウトで、中高速コーナーはあまりありません。このため、フルブレーキング時のスタビリティー、コーナー立ち上がりでのトラクション、そしてエンジンのドライバビリティーなどが重視されます。言い換えれば、優れたコーナリング性能を誇り、大きなダウンフォースを生み出すHSV-010 GTには有利なサーキットといえるでしょう。また、現在のHSV-010 GTに搭載されているエンジンは「HR10EG」の最終バージョンですが、そのパフォーマンスには絶対の自信があります。従って、Hondaは優勝を最大の目標として最終戦もてぎ大会に臨むことになります。