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TOYOTA:第8戦(最終戦)もてぎのエンジニアレポートを公開しました。ランキング2位でシーズンを終えたKeePer TOM’S RC F 37号車を担当する小枝正樹エンジニアに出入りの大きかった最終戦を振り返ってもらいました

  • 2014.11.2001:16

最終戦の舞台となったツインリンクもてぎのロードコースは、ストップ&ゴー(※1)と呼ばれるレイアウトが大きな特徴です。前戦のタイも比較的、 ストップ&ゴーのセクションも多かったのですが、そこで37号車はそこそこ調子がよかったので、基本的にタイのセットをベースに持ち込みセットを 決めました。
このところSUPER GTは土曜と日曜の2デー・スケジュールで行われてきましたが、今回は公式テストとして金曜日にも走行セッションがありました。公式テストは通常なら (レース本番の)1カ月くらい前に行われて、本番で使うタイヤを決めるのが公式テストの大きなメニューとなっていますが、今回はちょっと違っていました。 ブリヂストンさんに用意してもらった2種類のタイヤ…ソフト目とハード目の2種類で、どちらも、これまでテストしたことのないコンパウンドのタイヤで したが、それを履き換えながら走行し、それぞれのパフォーマンスを確認するのが大きなメニューになりました。実際にはソフト目のタイヤはムービング(※ 2)が特にロングラップを走った時に大きくて、ハード目のタイヤを選ぶことになりました。