MOTORSPORT JAPAN Message

名誉会長メッセージ

国内最大級のモータースポーツイベント、「モータースポーツ ジャパン2010 フェスティバル イン お台場」が、今年も東京・臨海副都心で盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。

本フェスティバルは、自動車によるスポーツの感動・運転の楽しさ、魅力ある自動車文化を感じていただくことをコンセプトとして、NPO法人日本モータースポーツ推進機構を中心に、国内の自動車メーカーやタイヤメーカー、さらにボランティアにも参加いただき運営されています。本年五回目を迎えますが、毎回十万人を超える皆様にご来場、お楽しみいただき、充実してまいりました。

日本のモータースポーツは、基幹産業のひとつである自動車産業とともに発展・成長し、社会経済にも大きく貢献してきました。さらに、スポーツとして速さや技能を競い、文化として国や地域をつなぐなど様々な役割を担ってまいりました。

一方、今、依然として厳しい社会経済状況を背景に、自動車をとりまく環境を改めて見直す時期を迎えています。環境先進国への飛躍をめざし、CO2排出やエネルギー消費を削減する新しいクルマ、持続可能なエネルギーを基本とする安全安心なクルマづくりが求められています。また、先行き不透明な時代であるからこそ、モータースポーツの文化と技術を継承し、新しいクルマが生み出す夢と未来を若者や子どもたちにしっかりと伝えていかなければなりません。

今回のフェスティバルは、日常生活の中では接する機会が少ないモータースポーツの迫力と楽しさを体感するとともに、時代のニーズに合致した新しい自動車の技術やあり方を発信し、次世代に引き継ぐ場となることを期待しています。

最後に、本フェスティバル開催にご尽力された関係者の皆様に敬意を表するとともに「モータースポーツ ジャパンフェスティバル2010 イン お台場」の成功を祈念し挨拶といたします。

東京都知事 石 原 慎太郎